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zoom RSS 長崎の旅第7回「出島史料館」

<<   作成日時 : 2011/10/13 20:19   >>

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二十六聖人殉教地を後にし、私は長崎駅前に戻り電車に乗って出島史料館に向かいました。
出島史料館は出島駅を降りてすぐです。冒頭の写真は水門で、ここが入口になっているのです。今回はいつもより長い日記になるかも知れませんが、ご了承ください。

出島は、1636(寛永13)年江戸幕府がポルトガル人によるキリスト教の布教を禁止する為に、長崎の有力な町人に命じて約1万5千平方メートルの人口の島を築き上げ、そこにポルトガル人を収容したのです。この人工の島が「出島」です。
出島は西洋に開かれた我が国唯一の窓口として、日本の近代化に大きな役割を果たしたのです。ところが、明治以降出島周辺の埋め立てが進み、1904(明治37)年に出島はその姿を消してしまいました。

ですが、姿を消してから100年近く経った現在、その歴史的価値を残そうと出島復元整備事業が進んでいるのです。平成12年には「ヘトル部屋」をはじめとした5棟が完成し、既に一般公開されています。
平成18年には「カピタン部屋」「乙名部屋」等の5棟が完成し、建物の復元をあわせて石垣等の周辺整備も進められています。

出島は時を越えて段々姿を現しているのです。


出島史料館は、1日目に訪れた平和祈念館と同じ見学システムになっていて、約1時間の短時間コースと約2時間のバリアフリーコースがあります。勿論、標準見学コースもあります。私は標準コースで行く事にしました。


ちなみに中の写真撮影は、していのかどうか分からなかったのでしていません。

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カピタン部屋。オランダ商館長(カピタン)の事務所や住居として使用されていた出島で最も大きな建物です。接待の場所としても使われていました。
1階は出島の歴史や生活に関する物が展示されています。

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2階には商館長の生活や様子等を再現展示しています。洋風の部屋で非常に豪華でした。


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乙名部屋。出島において日本側の貿易事務や管理を担当していた出島乙名が拠点とした建物です。出島乙名は出島町人の中から選ばれた人間で、1階ではそんな出島乙名の仕事を分かり易く紹介しています。

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料理部屋。名前の通り、食事を作っていた部屋です。出島へ出入りしていた通詞や役人は、珍しい西洋料理をお土産として持ち帰り、大変喜ばれたそうです。

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ヘトル部屋。オランダ商館の商館長次席(ヘトル)の住居。1階は総合案内所や出島グッズ等を販売するミュージアムショップ、2階は企画展示室として利用しています。

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その向かい側にあるのが一番船船頭部屋。オランダ船(1番船)船長や商館員の居宅として使用されていた建物で、1階は倉庫として使用されていた土間を、2階はテーブルやベッドなどを展示し、当時の居室を再現しています。

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一番蔵。輸入品である砂糖が収められていた蔵で、出島内の倉庫は耐火の為、土蔵造りでした。建物内部では復元工事の過程を紹介。発掘調査で見つかった当時の建物の基礎石も公開しています。

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二番蔵。主の輸入品である蘇木(染料)が収められていた蔵。1階は「貿易と文化の交流」をテーマに、出島に出入りした様々な貿易品を紹介しています。

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三番蔵。砂糖の他、様々な輸入品が収められていた蔵で、当時の倉庫の様子を再現しています。

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拝礼筆者蘭人部屋(蘭学館)。帳簿等の筆記を行うオランダ人の書記の長が住んでいた建物。出島から入ってきた蘭学を紹介しています。

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新石倉。1865(慶応元)年に建てられた石倉を復元したもの。出島のガイダンスとして「阿蘭陀通詞の出島案内」をシアター上映しています。

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表門。平成2年に復元されたもの。もともとは明治期の中島川変流工事によって削られた部分(川の中央付近)にあったそうです。ここに詰めていた探番が出入りする人を改めていました。

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旧石倉(考古館)。安政の開国後に建てられた石倉倉庫。1階は出島から出土した遺物を中心に展示、2階は石垣の修復・復元について紹介しています。
史料館の建物の中で、1番綺麗な内部でした。今年の1月には坂本竜馬が好きで有名な武田鉄矢さんも来館されたそうです。

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旧長崎内外クラブ。1903(明治36)年、長崎に在留する外国人と日本人の親交の場として建てられました。1階は休憩所や当時のゲーム等を体験できる体験展示室、2階は居留地時代の展示をしています。

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旗竿。旗を掲げる竿です。背後の建物は長崎国際テレビ(日本テレビ系列)の社屋。

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ミニ出島。昭和51年に制作された1/15の模型。川原慶賀が1820年頃の出島を描いたとされる「長崎出島之図」を参考に再現されたものだそうです。


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大体こんな感じです。現在、出島史料館ではこの後も建造物6棟を復元する予定だそうです。年が経つに連れて段々と長崎の歴史が甦って来るのですね。


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旧出島神学校。1878(明治11)年に建てられた現存する我が国最古のキリスト教(プロテスタント)の神学校です。
料金所や出島売店があり、様々な観光グッズが販売されています。


出島は、日本の近代文化に大きな役割を果たした重要歴史的文化遺産であり、1922(大正11)年に国の史跡に指定されました。
長崎市では、1951(昭和26)年から史跡内民有地の公有化に取り組み、2001年(平成13)年に完全公有化が出来ました。

今、出島の歴史歴価値を未来に残す為、出島復元整備事業がスタートしています。ここに来るまでには様々な苦労もあったみたいですが、現在ではご覧の通り、少しではありますが伝統が甦ろうとしています。これからも出島史料館は更なる発展を目指す為の取り組みを行っております。


21世紀に甦る国際交流の舞台出島。その文化の拠点と歴史を皆さんも是非体験して下さい。



次回は

新地中華街、オランダ坂、大浦天主堂の模様をお送りいたします。


<出島史料館のご案内>
長崎電気軌道:長崎駅前駅から正覚寺下行の車両に乗車し、出島駅で下車徒歩すぐ。
バス:長崎駅前南口から新地バスターミナル行のバスに乗車し、長崎新地ターミナル停で下車徒歩5分。
らんらんバス:長崎駅前から乗車し、出島ワーフで下車徒歩3分。
自動車:JR長崎駅から約6分。駐車場は民間駐車場をご利用下さい。

開館時間:8:00〜18:00(最終入場は閉場の20分前)、期間によって時間延長あり

入場料
大人:個人500円、団体(15名以上)400円
高校生:個人200円、団体(15名以上)120円
小・中学生:個人10円、団体(15名以上)60円
障害者手帳を所持されている方及び介護者1名と健康手帳所持者(60歳以上)の方は半額で入場出来ます。


ホームページ

http://www1.city.nagasaki.nagasaki.jp/dejima/

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65年以上経った今でも、心の傷は消える事はありません。この出来事は次の世代に必ず伝えなければいけないのです。

当ブログでは過去に訪れた広島・長崎の旅行体験談の中から、原爆資料館等に訪れた時の記事をサイドバーに貼り付けます。

私が実際に訪れて感じた事を綴っております。皆さんも平和について考えてみましょう。

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「第2回 平和について考える(前編)」

「第3回 平和について考える 後篇)」

長崎の旅

「第2回 平和について再び考える(前編)」

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